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報告★ふりー!すくーりんぐ交流会

1月30日に、ふりー!すくーりんぐ交流会に参加しました。

今回は箕面こどもの森学園での開催でした♪
こどもの森学園は大阪府箕面市にある
フレネ教育を実践しているオルタナティブスクールです。

玄関の様子
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鹿の角がステキに飾られていますね~♪
我が家では戦いごっこの武器になったり、
そのあと庭に捨てられ、放置されていたりします( ̄▽ ̄;)あははは。。。

えっと、、、
前半は、こどもの森学園スタッフによる
ESDユースカンファレンスの報告会でした!

ESDとは持続可能な開発のための教育のことで
子どもたちが世界の様々な問題にたいして、当事者意識をもって
考え、取り組み、行動していくこと
を目指しています。

最初、ESDと聞いて何のことかな?と思ったのですが
お話を聞くと
あぁ!開発教育のことね!!と分かりました。
今はESDと言うんだ~!
(私の学生時代は開発教育とか、持続可能な開発のための教育と
呼んでいました。)

昔より定義も広くなっているようですし、
若者たちが国を越えてつながって、行動しているとのことでした。
私は大学で国際社会学科だったこともあり
地域の国際協力や国際交流のイベントで
世界を知るワークショップなどを企画していたことや

教職過程の模擬授業(地理)も、東ティモール紛争問題をテーマにして
東ティモール産のコーヒーを生徒役の方々に試飲してもらったりしたなぁと思い出しました! そのコーヒー豆は東京のフェアトレードショップまで買いに行ったんだっけ。。懐かしい。

そうそう、そして海外のいろーんな社会問題について学んだり考えたりしていたわけですが
でも私、日本にはどんな問題があるのか本当に理解しているのかい?全然分かっていないのではないんかい??と気づきまして
日本に住んでいるのに、日本のことを全く理解していない自分にショックでしたね。
それから、本当に日本で起こっている問題を知りたいと思って
こどもの貧困問題や日雇い・ホームレスの問題、児童虐待、施設育ちの若者たちの支援などについて学んだり、
ボランティアで関わらせていただくようになったのですが

その時に、ある教授の言葉が思い浮かんだのです。

「川で子どもが溺れている。
あなたは助けますか?

1人助けたと思ったら、もう1人溺れて、流されていきます。
どうしますか?

次々と子どもが流されてきます。
なぜでしょうか?

よく見ると、川上で子どもを次々と川に放り込んでいる人がいます。

あなたは、どうしますか?

溺れている子どもを助けますか?」




あなたならどうしますか?

私はこの話を聞いたとき、胸が苦しくなりました。
私は何ができるのか。

川上で子どもを放り込んでいる人をまずなんとかしないといけない。
そして、溺れている子どもたちも助けないといけない。
一人ではできないんです。
協力が必要です。
さまざまな立場の人の協働が必要ですよね。

私はその時、思ったんです。
そもそも、こういうことが起こらない社会にしたい。
もし起こっても、平和的に解決していける社会にしたい。

そのためには1人ひとりの子どもが幸せに育つ必要があると思いました。
幸せな子どもは、周りの人も幸せにして
そもそもこういう問題が起こらないような人間関係や社会を創ることができるんじゃないか
長い目で見たときに、これこそが最短の道ではないかと思ったんです。

どうすれば、子どもが幸せに育つことができるのか?

それは、子どもが自分の人生の主役となり
自分に関わるあらゆることを自分で選び、決め、自分でやること
自分の人生を自分の足で歩くこと
自分のレールは自分で敷き、自分という乗り物を自分で操縦することではないでしょうか。

子どもがそのように生きるためには
それを見守り、寄り添う大人(環境)が必要です。
私はそんな大人になりたいと思いました。
今もその思いで生きています。

もちろん、他にも様々な方法や考え方があると思いますが
私ができることは上に書いたようなことです。

人は多様性に満ちています。
だから学びのカタチはひとつではないですよね。

学校以外の多様な学び場、教育に関心をもつようになった私の原点。
それをぶわ~っと振り返る時間になっていました。

、、、話が長くなりましたが(^o^;)

報告会では、高校教員の方から英語の授業での実践例をお聞きしたり、グループに分かれて討論したりと
ESDについてそれぞれの考えを共有できました。

多様性や対話を大切にしているところが
オルタナティブ教育とも深くつながっているところですね。

多様性を受け入れることと
自分との対話、相手との対話
これができれば、ほとんどの問題は解決するような気がします。

そして、これができないからいろいろなことが起こっているんじゃないかな。
言うのは簡単でも、実践は本当にムズカシイこと。
だけど、私は多様性を受け入れ
対話を重ねることを大切にして生きたいです。

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そして、お腹も空いてきた後半は
こどもの森学園シェフによる
美味しいお料理をいただきながらの交流会。

たくさんの新しい出会いもあって
奈良でのホームスクーラーの交流会やデモクラティックスクール立ち上げについて
「すごいね~!」「すばらしい!」とたくさんほめていただきました(о´∀`о)
私は上にも書いたように
本当にただただ幸せなこどもたちを育てたい、共に育っていきたいと願って取り組んでいることばかりですが
ほめられると、やっぱりとてもうれしいです。
オルタナティブ教育って、まだまだ日本では肩身の狭い分野でもありますからね。。
日々努力はしていますが、至らないこともたくさんあって反省ばかりなので、久しぶりにたくさんほめられて、これからもがんばろうって思えました。

そして奈良でのオルタナティブな学び場を見学したいとの申し出もたくさんいただいたので、うれしいです。


話はつきませんが、
大阪とは言っても我が家から片道3時間かかるので、、、
みなさんより早めに帰路につきました。。
終電間に合ってよかった。。。。。
お留守番のおとうちゃん、子どもたち、いつもありがとう。


ふりー!すくーりんぐの交流会は誰でも参加できるのですが
今回はこちらで告知をするのを忘れていましたm(__)m
すみません。
関西各地のこどもの学び場の関係者が集まる会です。
今回は学校の先生、大学院生、フリースクール関係者などが参加されていました。
興味のある方は、お問い合わせくださいね~!

by nara-hsnet | 2016-01-31 11:21 | 活動報告